日本語教師としてこれからできる事
2011年3月23日 | category by お知らせ
こんにちは。
先日のブログで“日本語教師として今できること”について書かせて頂きましたが
今日はこれからできる事、そして今後も日本語教師として
心がけたい事についてご案内させて頂きます。
先日、BBI日本語教師ネットワーク/日本語教師になる。をご利用いただいているお客様より
「やさしい日本語」の情報伝達に関してのメールが届きました。
弘前大学人文学部 社会言語学研究室内で行われている
「やさしい日本語」の支援に関してです。
やさしい日本語とは特に今回のような震災が起こった際に
外国人被災者でもわかるように、やさしい日本語を使って情報伝達をする事です。
例えば、「この公衆電話は無料で使用できます。」といった表現を
「この 電話は 無料で 使うことが できます。 お金は いりません。」
このように表現する事によって、外国人でもわかりやすい日本語になります。
日本語教師として、また日本語教師を目指される方として
このような配慮はやはり必要なことだと思います。
下記に弘前大学社会言語学研究室の「やさしい日本語」のページをご案内します。
やさしい日本語作成ルールや、災害基礎語彙など役に立つ情報が掲載されていますのでどうぞご参考下さい。
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皆さま
弘前大学の佐藤です。このメイルは、日頃から「やさしい日本語」での情報伝達にご理解いただいている皆さんにお届けしています。
想像だにしなかった災害が東北地方を襲いました。地震だけでなく津波、そして原子力災害と、二重三重の災害に、被災者ならずとも不安を感じる人の多いことと思います。
このたびの「東北地方太平洋沖地震」で、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますと共に、犠牲になられた方々へ深くお悔やみ申し上げます。
私たち人間にとっての最大の敵は目的を見失うことであり、自分がいま起こすべき> 行動の判断ができなくなったときにそれが現れます。的確な情報を受け取れれば、日本人ならずとも適切な行動を起こすことができ、将来の希望へとつながります。
弘前大学人文学部社会言語学研究室では、外国人被災者の役に立てることを願い「やさしい日本語」化の手伝いをすることにしました。
被災地の国際交流協会や国際課、防災課、また被災地で支援されている外国人対応のNPOやボランティア団体の皆さんが、外国人被災者への情報を「やさしい日本語」で伝えたいときや、「やさしい日本語」による掲示物、配布物、ラジオ・テレビのスーパーインポーズ・広報車・防災無線等で用いる案文が必要になったときのお手伝いをします。
とくに今回の地震では、都市部での公共交通機関のまひによって生じる外国人帰宅困難者への情報伝達や原子力災害による放射性物質の飛散に対する的確な避難指示が必要になっています。
もし、これら情報に対する研究室の支援が必要なときは、どうぞ下記アドレスまでご連絡ください。
社会言語学研究室
E-mail kokugo@cc.hirosaki-u.ac.jp
もちろん、この他でも構いません。災害情報の伝達についてご不明なこと等おありでしたらお尋ねください。できるだけのお手伝いをしたく存じます。
研究室のホームページには「やさしい日本語」についてのさまざまな情報を用意しました。必要に応じてご活用ください。
ホームページアドレスは以下の通りです。
http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/Default.htm
ご案内を差し上げた皆さまの中には、被災地へ赴かれ、さまざまな対応をなさっている方も多いかと存じます。お体にご留意くださり、一人でも多くの皆さんのお力となってくださいますことをお願い申し上げます。私たちも、研究室一同で微力ながら皆さまのお手伝いをさせていただきたく存じます。
弘前大学人文学部社会言語学研究室
( 0172-39-3227 )
教 授 佐藤 和之
(kazykis@cc.hirosaki-u.ac.jp)
4年ゼミ生 五十嵐純平 岩澤 彩 大坂愛実 三上綾佳 山口佳織
3年ゼミ生 石郷岡芽依 小縣大輝 小林彩花
齊藤桂子 佐々木優希 佐藤美佳子
鈴木真理子 豊間根鮎美 平川益美
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